手術のご案内

腫瘍外科手術

手術実績 64
体表・皮下腫瘍摘出手術 28件
乳腺腫瘍摘出手術 12件
肛門嚢腺癌摘出手術 1件
眼瞼腫瘍摘出手術 4件
脾臓摘出手術(脾臓腫瘍・巨大血腫) 5件
陰部腫瘍摘出手術 2件
卵巣腫瘍摘出手術 1件
耳介内側腫瘍摘出 1件
肛門周囲腺腫摘出 1件
腸管腫瘍摘出 1件
口唇腫瘍摘出 1件
歯肉腫瘍摘出 2件
断指術(指の腫瘍摘出) 1件
断尾術(尾の腫瘍摘出) 1件
眼球摘出(眼球の腫瘍) 1件
膀胱腫瘍摘出手術 1件
肝臓腫瘍摘出手術 1件

2021年3月16日から2026年2月16日までの累計となります。

体表・皮下腫瘤摘出手術について

皮膚や皮下組織にできた腫瘤を摘出します。
腫瘤には腫瘍の他に正常細胞が過形成したものや炎症によるもの、毛穴の角質や脂が袋状にたまっているものなどいろいろなケースがあります。
腫瘤の種類によっては大きく深く切除することが必要です(悪性腫瘍では根が深いものがあります)。
切除した腫瘤は専門医のいる検査センターに検査を依頼し、切除した腫瘤が何であるかを調べます。

乳腺腫瘍摘出手術について

犬では左右5対、猫では4対の乳腺を持っています。
乳腺はリンパ管が走行していて乳腺腫瘍はリンパ管を通して転移をするリスクがあるため一つの乳腺だけでなく、リンパ管の走行を考えて複数の乳腺を切除します。
犬では第1~3乳腺に乳腺腫瘍ができた場合はこの領域を、第3~5乳腺にできた場合はこの領域を切除します。
左右の乳腺に腫瘍がある場合は同時に手術することもありますが、皮膚が伸びない場合はくっつかないケースもあるので一度に行わないこともあります。
猫の乳腺腫瘍は悪性度が強く、片側の乳腺を全摘出する術式が用いられます。
検査で既に転移が見られる場合は手術では治せません。
避妊手術をしていない場合、ホルモンが影響しないように乳腺腫瘍摘出手術の際には避妊手術も同時に行います。

肛門嚢腺癌摘出手術について

肛門の左右には肛門腺という強い臭いがする分泌液がたまる袋があります。
この部分にできた腫瘍を摘出する手術です。
肛門嚢腺癌は悪性の腫瘍ですが、すぐそばに直腸があるため、悪性腫瘍切除の基本である広く深くといった切除に限界があるため注意が必要な手術となります。

眼瞼腫瘍摘出手術手術について

眼瞼にできた腫瘍を三角形に切って切除し、縫合します。
代表的なものにはマイボーム腺種があります。
皮膚に余裕のない場所の手術になるので腫瘍の大きさによっては術式を変えることも必要です。

脾臓摘出手術(脾臓腫瘍・巨大血腫)について

脾臓にできた腫瘤は腫瘍でなくても破裂すると多量の出血を起こすため、切除の対象になります。
腫瘍かどうかは切除して専門の検査センターで検査を行わないと分からないため、手術前に腫瘍かどうかを判定することはできません。
脾臓の腫瘤ができた場合は脾臓に血液を供給している血管を全て糸で結紮し脾臓全体を摘出します。

陰部腫瘍摘出手術について

雌の陰部にできた腫瘍を摘出します。
この部分も肛門嚢腺癌や眼瞼腫瘍と同じように広く、深く切除することが難しい部分です。
腫瘍の大きさを見て適切な余裕をもって切除します。

卵巣腫瘍摘出手術について

卵巣にできた腫瘍の切除は避妊手術で卵巣を摘出するのと同じ手技で摘出します。
卵巣の下にある動脈を糸で結紮し、転移も防ぐためつながっている子宮ともう片方の卵巣も摘出します。

耳介内側腫瘍摘出について

耳の内側にできた腫瘍の切除手術です。
周囲の組織に余裕がなく出血も多い部分であるため、腫瘍の切除後は縫合せずにテーピングをして傷口が修復されるのを待ちます。

肛門周囲腺腫摘出について

肛門の部分にできる腫瘍です。
性ホルモンが関与しています。
肛門の周囲には肛門の括約筋があるので括約筋への損傷が大きいと便失禁がおこるため注意が必要です。

腸管腫瘍摘出について

腸管にできた腫瘍の摘出は両端を切って腸同士を縫合することが必要です。
縫合後は漏れがないか確認し、数日絶食して修復を待ちます。

断指術(指の腫瘍腫瘍摘出)について

指は皮膚にたるみのない部分なので、指にできた大きい腫瘍を切除すると皮膚がよりません。
悪性の腫瘍では指を切除し、腫瘍の広がりを断ちます。

断尾術(尾の腫瘍摘出)について

尾も皮膚に余裕のないところなので、大きな悪性腫瘍ができた場合は尾を切除して縫合します。

眼球摘出(目の腫瘍)について

悪性腫瘍が目にできた場合に眼球摘出を行うことがあります。
眼球に付いている筋肉・血管を外しまぶたを眼瞼縫合します。

膀胱腫瘍摘出について

膀胱にできた腫瘍を摘出します。
膀胱の中でも尿管が連絡する部分は尿管の移設をする必要があるため手術は非常に難しくなります。
腫瘍を切除した後は膀胱を縫合します。

肝臓腫瘍摘出について

肝臓にできた腫瘍を摘出します。
肝臓は解毒や代謝をしている重要な臓器なので腫瘍のできている部分や大きさによっては手術できないこともあります。
肝臓は血管が多く分布しているため手術の際には出血に注意しなければなりません。
腹部臓器の中でも柔らかいため止血するには技術が必要となります。